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男声合唱団ダンディーズ
■歌い納め、忘年会(12月21日(日)) +「今年の回顧」などなど

 

 12月21日は、本年最後の練習日でした。
 次の演奏会に向けた新曲の練習と、直近の発表会で演奏した曲のおさらいなどを行いました。

 その後、忘年会に突入。
 皆さん、今年もお世話になりました。


 歌い納め/中央中学校音楽室。 中身が濃かった…。 (ブログをご覧ください。)


東久留米駅前の某居酒屋です。 事務局長の開会宣言、宴会実施要領等。


恒例、愛唱曲集からの合唱。これで、本当の歌い納め。

春風駘蕩 …… 年末雑感

代表 (トップテナー) 石川頴男 



 猫額の庭に山茶花が咲き玄関前の侘助がふたつみつほころび始めた今日25日、ノートルダム寺院聖歌隊のとてもきれいなクリスマスソングを聞きながらこの拙文を書き始めています。なんとも穏やかで雪に苦しむ北国の人達には申し訳のない日差しを浴びています。
 春風駘蕩、私はこの言葉が大好きなのです。

 振り返りますと今年は、指揮者交代という、私達ダンディーズにとって一大決心をした特別の年になりました。
 指揮者・指導者を新しい人に変える、ということは街の合唱団にとって大変なこと、と言葉でいうのは簡単なことなのですが、いざ実行に移してみるとやはりそれなりの事柄がメンバーの中から陰に陽に出てまいりました。
 新指導者の永澤麻衣子先生のお人柄、指導力を音楽委員会を中心に熟慮に熟慮を重ねて決定したのですが、メンバーの中には一部異なる意見もあり、胃の痛くなるような日々が続きました。しかし、今やそれが一転、喜びの日々に変わったのです。
 永澤先生の、おおらかで明るく確かな学識に裏付けられた指導力がいまやしっかりダンディーズ全員に沁みわたり、意見を異にしていたメンバーも喜びもあらわに練習に励んでいます。
 来年は5月・9月・11月・・そして12月にはメインイベント第9回定演と演奏会も決まりました。1月11日の新年歌い初めから新たなスタートです。

 冒頭にも書きましたが来年は私の好きな言葉「春風駘蕩」、その意味のとおりにゆったりと皆さんとお付き合いし永澤先生のご指導を守り男声合唱を楽しんでまいりたいと思います。
 ダンディーの名のとおりのお洒落な服装ばかりではなく、市民の皆様に喜んで頂けるようなお洒落なコーラスを目指したいと念願いたします。

 メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!

 


ダンディーズと私のスタンス

トップテナー 雨宮一男 


 
 2014年秋、ついに最古参になってしまいました。混声合唱団の男声メンバー6〜7名でステージに立った頃から22年になりましょうか。そして今を思うと感慨ひとしおです。

 省りみれば、故林田さんからの事務引き継ぎから関わり方が深くなり、酒井さん、小坂さん、石川さんそれぞれが代表(団長)の時は事務局を仰せつかり、喜怒哀楽をたっぷり味わいました。

 未だそこから抜け出せないでいる状況はありますが、新生ダンディーズとして永澤先生が指導・指揮をとられるようになり、麻衣子イズムが徐々に浸透しつつあります。前途洋々と言っても良いのではないでしょうか。一方、比較的新しいメンバーが運営上の諸々に中核となって動いて頂く土壌が出来てきたと思います。ここ半年を見て、いよいよ後任にバトンタッチの時が近づいて来たと実感する次第です。

 ところで、ここ1年程前から肝心の声がかすれ出し、幾度となく練習の中でももがくことが多く、特に3月くらいからその傾向が随所に出て来るようになり、一つの壁かなと思っています。しかし、永澤先生の指導が本格的になり、声を前に前に・・それを必死に取り入れている中でボリュームが出て来るようになって来ました。最近、前に前にが横にそして若干後ろに・・・言葉による使い分けを指導頂くようになり、何か掴めそうな気がして来ました。

 3月頃、白紙の気持ちで何とか着いて行こう!と思っていたことをふと思い出します。真にこれからダンディーズの中で極めて行きたい!そんな気持ちになって来ています。新たな年は、一に麻衣子先生にピッタリ着いて行くこと。これが私のダンディーズとのスタンスを変えずに、イヤ、スランプ気味の発声が山を越せば、そのスタンスがさらに狭まってくると信じて新しい年も歩みたいと思っています。

 

 


20周年を越えてあれやこれや!

セカンド・テナー 奈須野敬久


 忘年会の前夜に珍しく38度2分の熱が出てダウン、平成26年の団の活動の有終の美を飾る忘年会を欠席する羽目になり大変残念でした。世の中肺炎になっても熱がでない年寄りが沢山いる中で、78才の高齢になっても8度台の高い熱が出るのは、まだまだ体力が残っている証拠と自から慰めた次第ですが、次回の第9回演奏会までは、何とか十分な体力を維持できればと願っております。
 わが愛するダンデイーズも20周年という大きな節目を過ぎて、これからは世代交代も進むでしょうし、色々と変わって行くものと思います。風邪でベッドの上にひっくり返っている時に、あれやこれや色々と思い浮かぶこともありました。その中で幾つかをアトランダムに書いてみました。あるいは求められた趣旨に合っていないかもしれませんし、語数制限を超えるかもしれませんが、ご容赦下いただければ幸いです。

1 ダンデイーズでの今年の一番の大きな変化は、何といっても指揮が永澤先生に託されたことです。
 長い間武藤さんの熱意ある指導と卓越した編曲の両輪に支えられて大いなる実績を残してきたダンデイーズですが、目下永澤先生の新鮮でユニークな指導とスタイルを習得中で新しい団の立ち姿を懸命に模索しているという段階でしょうか。目指している方向は、発声なども含めいくつかあるようですが、着地点はまだまだ定かではありません。
 ただ、ここ数ヶ月の練習を通じて、私なりにおぼろげに見えてきたことが一つあります。それは、歌唱力についてです。先生がご自分で歌って見本を示していただくと、われわれは直ぐにそのまま真似はできないにしても、皆さんなるほどと納得している様子です。私なども音符それぞれの表現、詞、ことば全体の表現はこうするのかなど刮目するところ大です。個人的な歌唱力の向上はもちろん、合唱団全体として歌を上手に歌える合唱団に育っていって欲しいものです。きっとユニークな合唱団に仕上がるのではと思います。われながら、今後が大いに楽しみです。

2 年の暮になって尾上君が脳梗塞で倒れ、当面の復帰は難しいことが分かりました。悲しいことです。
 彼は、私とは大学の合唱団の同期生で4年間一緒に歌い、当時から彼の高い音楽技術力は卓越したものがあり、合唱団の学生指揮者の一人として大活躍でした。その後縁あってダンデイーズでは20年以上も一緒に過ごしてきただけに、私自身大ショックを受け、残念な思いでいっぱいです。少しでもリハビリの効果が出てくることを切に祈ってやみません。
 尾上君と私の二人が、何故20年もの長きにわたってダンデイーズで歌えたのか、勿論武藤ダンデイーズが魅力ある合唱団だったこともありますが、もう一つ二人に共通の理由がありました。ただ、長くなりますので、ここでは省略させていただきます。

3 合唱団の歌う技術は別にして、曲や歌に対する私の理解度と好みは、ごく平均的な聴衆の方々と同じレベルだと思っています。従って現代の一部の作曲家・指揮者が好む難解な技術を駆使し、単なる前衛的な音の組み合わせが多く、あまり心に響かない曲は、ただただ退屈なだけで私の好みに合いません。
 最近がっかりした一つに、先日テレビでも放映されたスエーデンのオルフェイ・ドレンガル男性声唱団の演奏があります。確かに合唱団の技術には素晴らしいものがありますが、楽器の歴史にしてもお経のような詠唱にしても、美しい旋律や魅力あるメロデイーはなく、私としては少しも楽しさを感じませんでした。正直、聴きにいかれた一般のお客さんも本心はがっかりしたのではないでしょうか。何といっても演奏会は楽しいものでなければ価値がありません。数年前に私がこの合唱団の実際の演奏会に行った時は、もっと楽しい曲の演奏もあったと記憶していますが、放映されなかった部分には楽しめた曲もあったのでしょうか。
 曲や歌の善し悪しを決めるものは、第一に旋律の美しさと素晴らしさ、第二リズムと拍子、第三に歌詞の内容、第四に作曲・編曲の技術で、これらが渾然一体となって人の心に訴えるものがあるかどうかです。心に響くものとは、聴き手の好みはもちろん、人生経験、思い出、知識、希望、そして歌詞への共感などが関係してきます。
 この点、われらがダンデイーズには、伝統的に、平均的に音楽を楽しむお客さんと一緒に楽しむ演奏をするという理念が一貫して貫かれていることがよく分かります。(ホームページの「定期演奏会記録」をクリックしてご覧ください)
そういう意味では、ダンデイーズは、音楽の技巧ばかりを追い求めない、珍しく大変バランスのとれた素晴らしい合唱団であると云えましょう。今後もこの伝統が維持されていくことを期待しています。

4 ダンデイーズのレパートリーにについてあえて何か指摘すべき事があるかと云えば、一つだけあると思います。
 それは、宗教曲を殆ど歌っていないという事です。
 人によっては好き嫌いがある分野ではありますが、何といっても、合唱の起源は教会音楽であり、賛美歌です。わが団もたまには、宗教曲にも手を伸ばす度量があってもよいのではないかと思います。尾上君は、大変真面目で控えめな性格だったので音楽委員長の座にありながらも強く主張はしませんでしたが、彼が私に常々云っていたことは、ブルックナーの男声合唱曲(ドイツミサ?)を一度だけ歌ってみたいということでした。希望が実現されない内に病で倒れられたことは、彼としても極めて残念であると思います。

5 何やかやとすっかりと長い文章になってきましたので、この辺で切り上げたいと思いますが、最後に、石川代表が現在、最も心配をされている団員の勧誘について、特に妙案があるわけではありませんが、女性に目をつけて行く方法をとられたら如何かと思います。
 即ち女性の周囲にいる男性を間接的に狙うという方法です。具体的には、地域の相応レベルの女声コーラスグループとダンデイーズの合同パフォーマンスを企画し、女声メンバーの周りの男性をパフォーマンスに集めてもらい勧誘のきっかけつくっていく方法です。
 検討に値するかもしれませんよ。

 新しい年、2015年がダンデイーズと団員皆さまにとって充実した年でありますように祈ります。
 冗長な駄文を最後までお読みいただき誠に有難うございました。

 (完)



麻衣子先生の授業と来年の目標

セカンド・テナー 坂川隆人 


 2014年ダンディーズ十大ニュースのトップを飾るのは、なんといっても指揮者/指導者に永澤麻衣子先生が新たに就任されたということでしょう。(2位以下のニュースは省略。)
 私自身にはたいした合唱経験がありませんので実感がそれほど湧かないのですが、他の大先輩諸氏の声を聞くと、ダンディーズは随分変わったのだそうです。もちろん、これまでも相当のレベルにあった訳なのですが、それが、今回は新たな展開を始めたということのようです。
 で、どういう展開なのかということなのですが、それに関係しそうな点を私の感想として少し書いてみたいと思います。

 麻衣子先生の指導が始まった当初、他の団員にも同じ思いの方がいたと思いますが、その指導の内容には大変面喰いました。私の現役時代の仕事は音に関係するものでしたが、その貧弱な物理的な観点からしても、正直、先生の発声の指導内容は大変ユニークというより、あり得ないことと思いました。
 例えば、楽譜上のメロディは下降を示しているのに、高い方に移行させながら音を出しなさいとか、更には、音(声)を3メートル先の方へ持っていく、音(声)を大きな丸にする、それを膨らませる…等々、等々。
 そして、ついには、「バケツの中で納豆をよーく混ぜて、それを手に取って壁に向かって投げつけるような感じで声を出す」という例示もありました。(これは、先生のご経験談。)
 こと、ここに極まれる状態なのですが、それでも、半年を過ぎたころになると、おっしゃりたいことが何となく分かってきたようになったから不思議です。

 私の知人の精神科医から教えて貰ったことなのですが、脳内の記憶の形態については、「陳述記憶」と「非陳述記憶」というのがあるそうで、おおざっぱに言うと、前者は、機械の操作法などのように言語化できるもの、後者は口笛の吹き方などのように言語化ができないものを指すそうです。
 音楽における発声法は、後者の「非陳述記憶」に近いものでしょうから、その指導は、「このフレーズは声帯の脇の〇〇筋を、5グラムの力で3秒間、800Hzの振動を加えながら緊張させて…」等という訳にはいきません。したがって、実際にデモを聞かせながら上に書いたようなイメージ表現で補助するという方策になるのだろうと思います。
 先生の授業(といって良いと思います)では、発声法の悪い例と良い例をその都度、デモして頂けます。我々生徒としてはそれを良く聞いて、上に示したようなイメージを脳内に描きながら実際に発声をする、ということになります。その直後に、先生の評価を得て、手直しをして…、とこれを繰り返し練習し、その発声法を「非陳述記憶」としていく、ということになる訳です。

 理屈はこうなのですが、少し残念なことがあります。
 それは、我々生徒の脳の活動が加齢によってやや低調になっており、ご指導の直後は一応の対応ができても、時間が経つと忘れてしまい、それを定着させるのがやや困難になっているという点です。
 このことは、恐らく団員諸氏も(麻衣子先生が大変ご熱心であるからことから一層のこと)痛感されているのではないかと思います。

 そこで、最後に、ひとつ提案を。
 来たる2015年は、「復習強化年間」と致しましょう。いかがでしょうか。
 (そういえば、先生の最初の授業で、「予習はしなくて良いですから、復習をしっかりして下さい。」というお言葉がありましたね。)

 2014年は、加齢による障害が進みつつある我が脳に良い刺激を頂きました。
 2015年は、復習を強化して、脳をより活性化をさせ、更なる高みを目指したいと思います。



男声合唱に惹かれて

バリトン 石塚小太郎 


 私は65歳のある日、突然の出来事で男声合唱に惹かれてしまいました。
 それまでは合唱に全く関心がなく合唱のコンサート等にも行った事はありません。また男声合唱が4部で構成されている事も知りませんでした。

 突然の出来事とは普段時々利用している市図書室に行ったところ何やらお祭りで講習室では団体が器楽や歌やらと演奏をしているので暇つぶしのつもりで腰かけました。幾つかの団体演奏を聴いて最後だったか年配男性がぞろぞろ入ってきて男性合唱という順番になりました。その時は年配者達が合唱を?ほ〜う、はてさてどうなるやら、たいしたことはないだろうと期待せず軽く聴き流すつもりでいました。ところが一曲歌い始めたら予想は大いに反してその歌声の素晴らしさに釘づけになってしまいました。その時の演奏曲は『赤とんぼ』,『見上げてごらん夜の星を』、『琵琶湖周航の歌』、『東京ブギウギ』等でしたが初めて間近で聴いた男声合唱の歌声に惹きつけられてしまい私の知らなかった世界があったと驚きました。

 この合唱団は地元の合唱団でもあるし私も若かりし頃歌声喫茶で歌った事もあり一緒に歌えれば定年後の趣味として充実するであろうと考えました。また図書室入り口近くには各種団体の入会者募集の張り紙があり,その中に『男声合唱団ダンディーズ団員募集』の張り紙がありましたのでそれでは早速と思いました。しかし代表者にその旨を伝える電話がどうしても出来ず躊躇ばかりでした。いざ一歩踏み出しで電話する勇気が出なかったのです。その理由は合唱経験や合唱の基本を知らない者が果して合唱が大丈夫か、ついていけるかどうか等を考えると自信が持てなかった事によります。しかし合唱団で一緒に合唱したいという気持ちは消えませんでした。

 そのうち,一か月後にまた市役所広場で演奏会がある事を知りその演奏を聴いて良ければその場で思いを伝えようと考えました。そしてその演奏会当日を迎え矢張り素晴らしい歌声に惹きつけられ演奏終了後に思い切って一歩踏みだし代表者と思われる人に、合唱経験は無いが私も皆さんと一緒に歌えれば有難いというような思いを伝ええました。代表者は笑顔で快く受けとめて頂きましたので合唱の一から指導して頂くつもりで入団を決意した次第です。

 入団後、合唱経験のない私は予想通り戸惑う事が多かったが団員の皆さんが親切にいろいろと指導やら配慮していただきお蔭で何とかついていきました。
 私の様にどうにかついていけるレベルでも歌が好きであれば合唱の楽しさ、仲間とのハーモニーの良さで充実感に満たされます。私の体験上、合唱経験の無い方でも『歌が好きであればそれで良し』と勇気を出して一歩踏み出し我が団への入団を待っています。




ダンディーズにおける1年間

バリトン 橋本 紘  



 入団させていただいてから早くも1年間が経ちました。

 1年前の当時、家族から、何か「文化的」なことをやるようにとの厳命が出ておりまして、さて何をしたものかと探しました。偶然、「コーラスの集い」というポスターを見つけて演奏会にゆき、最後の1つ前「ダンディーズ」に照準を絞りました。私が合唱をできるできないの問題ではなく、やらねばならぬという事情がありました。

 翌日、石川代表に緊張状態で入団をお願いしました。「どうぞ」ということで、東部地域センターの練習場に入り、名乗りましたら、雨宮事務局長が、「その声でしたらバリトンですね。ここにお座り下さい。」とすぐ席に座らされ、さらに武藤先生から声の質をチェックされ、やはりバリトンに決まりました。名前だけで声質が分るのか!すごいものだと感心しました。桜井さんから「水のいのち」と日本民謡3曲の楽譜をいただき、私のダンディーズにおける「活動」が始まりました。

 私は合唱経験豊富な多くの団員の方々とは違い、クラシックなら少しは知っておりましたが、合唱関係のジャンルは初めてで、これまで全く知らない音楽が存在していたことには大変驚きました。まず、しょっぱなが「水のいのち」、この歌は上記の「コーラスの集い」においてダンディーズが歌ったのを聞いたのが初めてで、高田三郎先生の名前も全く知りませんでした。

 間もなくの4月には「西武沿線男声合唱4団体合同演奏会」が開催予定とのことで、団は仕上げに向けての猛練習の最中で大変な時期に入団してしまいました。「水のいのち」は素晴らしい内容ですが難曲中の難曲、また民謡3曲は良く知られた曲でしたが、中国地方の子守歌以外の2曲のバリトン譜はまるで知らないのと同様でした。武藤先生による全体練習に加えて、尾上パートリーダーご指導の下での徹底的な練習により、スレスレで演奏会にこぎつけることができました。

 最初の演奏会後は、新指導者としてお招きした永澤麻衣子先生による「新生ダンディーズ」が始まりました。永澤先生のご指導は新鮮で独特で明るく楽しいと形容詞がいくつでも付く程素晴らしく、ダンディーズの雰囲気がガラッと変わったように感じました。
 その後は、永澤先生の活発なご指導の下で、東部地域祭り、市民文化祭オープニング、コーラスの集いと短期間で3回の演奏会に出演することができました。「ごかばし合宿」も初めて経験できました。

 これまで、勝ち負けのあることばかりしてきた私にとって、この1年間は全く異次元での生活といっても過言ではない貴重なものとなりました。




2014年の年末にあたり、合唱歴と来年の定演に向けての抱負

ベース 小林征夫 


 ダンディーズに入団したのが、2009年10月ですから今年で5年になります。
 合唱歴を振り返ると、17年前の1997年8月に、調布・烏山を拠点とする混声合唱団「エトワール」に入団したのが、世に出た最初でした。それまでは会社の夜の帝王として君臨しており、ノドと耳には多少自信がありました。しかし音楽的な知識もなくただ歌っていただけで、楽譜を理解しての指揮者による本格的なコーラスは始めてでした。会社以外の人との触れ合いや飲み会を通じての裸の付き合いが楽しく、いつの間にか団長も経験し、歌って踊る楽しみも味わいました。

 家の都合で、2001年6月に東久留米に都内から移住し、2007年3月に完全リタイヤした後、地元に密着した場を広げようと合唱団を探し、杉並オペラの主宰である大久保眞先生の「きよせ混声合唱団」(現在は「うたの翼」)に2008年3月に入団しました。尚、今年の定演には「モツレク」と「水のいのち」を歌いましたが、ダンディーズとエトワールから応援をもらい大成功でした。それぞれの団員の協力性に大いに感謝した次第です。

 2009年8月に東部地域センターまつりがあり、たまたまダンディーズの演奏を拝聴できました。男声ならではのハーモニーの素晴らしさと武藤さんの素敵な編曲と中村さんの名ピアノに感激し、3つ目の合唱団に入ることになり、現在まで続いておりますが、この年でまだまだ成長しています。

 その間、数々のステージに立ち、ベースだけでなく、バリトンも経験しましたが、昨年10月の20周年記念演奏会では、広報係としてプログラム・チラシ・チケットを作成し、その後の団の広報誌「あんさんぶる」の作成にも寄与しました。しかしながら2014年は、年初草々から体調を崩し、ステージは「東部まつり」と「コーラスの集い」のみで、二期目の広報係としても充分な活動が出来ず、皆様に迷惑をかけてしまいました。

 来年12月の定演は、切望していた多田武彦の組曲「柳河風俗詩」を歌えるのと裕次郎や中島みゆき集も合唱するので、老齢化が進む団ですが、体調管理に注意しながら、広報係として新規の団員の拡充にも寄与し、ベースとして新指揮者の永澤麻衣子先生を盛り立てて演奏会を成功裡にさせたく、努力する所存であります。どうぞよろしくお願いします。

 


2014年の年末にあたって

ベース 倉島 彰(77歳) 


 「ダンディーズ」団員の小生にとって、今年、指揮者が武藤さんから永澤先生に代わったのは重大事件でした。
 と言うのは、もともと小生は武藤さんと同様に早大「コール・フリューゲル」のOBで、武藤さんから勧誘されたから入団したものであり、創立メンバーに次ぐ古株だと自負していますが、10数年も続けて来れたのは、武藤さんの指揮の仕方と、男声合唱を知り尽くした武藤さんの独特の編曲が好きであったからなのです。
 また、大分前に、ピアニストさんが、佐藤佑美さんから中村真理さんにリレーされましたが、小生はお二人の弾き方が好きであったことも、永続きの理由です。

 そして、常々小生は≪「ダンディーズ」は「武藤合唱団」であるし、だからこそ、後から入団した人が次々に辞めて行っても、自分は「ダンディーズ」に留まっているのだ≫と公言してきました。
 ですから、武藤さんが指揮者の位置から降りると聞いた時は、いよいよ自分も「ダンディーズ」に別れを告げるべき時が来たのかなと思ったのは事実です。
 しかし、幸運な事に、後任の永澤先生の指導方法も、「ダンディーズ」の更なる飛躍を約束させ得るものであり、小生は安堵の胸を撫で下ろしたのです。

 大小合わせて六つの男声合唱団に所属し、特に男声合唱団「アンサンブル・ステラ」では発足以来10年間も代表を仰せつかっています。各団の定例練習だけでも毎月15〜6回有るので、多忙を絵に描いたような毎日ですが、仲間の皆さんにご迷惑を掛ける事の無いように気を配りつつ、来るべき2015年も頑張るつもりです。

 どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

永澤先生をお迎えして

ベース 横山正樹 


 永澤先生の明るく積極的なパーソナリティと、明快なご指導により、ダンディーズは新たなスタートに立っているところです。音楽をいかに声で表現するか難しいところ、わかりやすい指導をして頂いており、特に、動作を交えたご指導は、直感的にわかりやすく、また楽しいです。

 本年5月に永澤先生をお迎えして以降、ここまでは、頻繁な出場機会に合わせて短期間のうちに一応仕上げなければならない状況が続いていましたが、やはり、変化の兆しを感じます。次回コンサートに向けて、永澤先生のご指導の下、ダンディーズの響きと表現がどうなっていくか、楽しみです。

 

 

 

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