2008年ダンディーズごかばし合宿スケッチ
個性だらけの人間がひとつのハーモニーを創りあげる
一年ぶりの合宿、若い頃のトキメキは失われたものの、演奏会に向けて、いいハーモニーを完成させようと少々の興奮と期待を持って集まった。個性だらけの人間の集まり、この歳になると個々の気位とか自尊心を押し込めて合唱団員の一員として加わる。実に面白い。
練習風景
コンサートピアノを装備する秩父の音楽合宿所に到着。昼食後直ちにホールに集合、柔軟体操、腹筋を鍛えるための発声練習とハーモニーの練習、そしていよいよ演奏会の候補曲の歌い込み。
3時間、気力・体力を使って持てる声帯を駆使する。次いでパート四部門毎に分かれて指揮者・ピアニストの直接指導による苦手な曲の調整。
団員から芸人に
夕食後ホールに集合。持ち寄った焼酎、銘酒、ワイン、ウイスキーがテーブルに山積み。即席の酒屋一軒が開店。
アルコールの助けを借りた団員のかくし芸。出るわ出るわ、ピアノ独奏、カンツオーネ、手品、ハーモニカと笛の二重奏、日本歌曲、バナナの叩き売り、三線の弾き語りなどなど。
あれこれの伴奏に引き出されたピアノの中村先生は大忙し。
時間を忘れ、青春に帰っての大騒ぎ、いつの間にか個性を放り出しての馬鹿騒ぎ。一年に一度のダンディーズ・馬鹿団員の誕生。
これがあるからこそやめられない。
いいハーモニーに仕上がった
そして翌日、前日に行った柔軟体操からハーモニーまで一連の練習を行い、演奏会候補曲を9時から14時半まで二日酔いがぶっ飛ぶ猛レッスン。いいハーモニーに仕上がった。団員それぞれ満足気に記念撮影し、次の練習を約束して解散した。
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