■参加団体もお客さんも増えた今年のコーラスの集い 昨年の参加団体は12団体
いきなりですが、昨年のコーラスの集いに関する当ホームページの記事を一部紹介いたします。
東久留米市民文化祭は今年が第39回でした。その最初からコーラスの集いが開催されてきたかどうかは不明ですが、少なくとも20年以上は続けられてきたことは間違いありません。この間、参加団体が少なくなり、2003年(33回)は、15団体であったのに対して、昨年(38回)と今年は(39回)は、12団体でした。それに伴って、会場の聴衆も減少してきており、寂しいところです。これは、合唱人口にも、「少子高齢化」の波が押し寄せている事の結果かと思われます。カルテットや無伴奏のアンサンブルを楽しむ若者達は増加してきている中で、この様な時代の流れと、地域での合唱活動とが、接点を見いだしていく努力が求められているように思われます。39回市民文化祭でのコーラスの集いは、そんなことが痛感されました。 |
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今年は、5団体も増加!
さて今年(第40回市民文化祭)でのコーラスの集いの参加は17団体、昨年から5団体増えました。画期的です。注目されたのは東久留米市立南中学校合唱部の参加で、演奏も爽やかに素晴らしい合唱で、終了後これが最後のステージとなった三年生が思いあまって泣いているのが胸を打ちました。このほかの新しい参加団体の演奏も素晴らしく、コーラスの集いの全体を引き締め楽しいものにする事に大いに貢献していました。参加団体の増加に伴って、お客さんの「入り」も増加し生涯学習センターは満席、ステージ上での演奏にも気持ちが入る事となりました。
これは、合唱連盟の関係者の方々の一方ならない努力の賜物もので、その熱意に敬服させられました。
青年期に立原道造にふれた武藤指揮者
ダンディーズの演奏は、立原道造の「風のうたった歌」より、2曲でした。
立原は、24歳の若さで永眠。堀辰雄、室生犀星など多くの文人と共に信濃の追分宿をこよなく愛しました。
ダンディーズの武藤茂指揮者は、
「私も青年期に盛んに彼の詩を読み、その世界にあこがれた。大中恩作曲の男声合唱曲『ひとり林に』を大学の合唱団で歌ったとき、高原の林の間を吹き抜ける爽やかな風のようなこの作品に心を洗われ、感動したことを思い出す」
と書いています。(本ホームページ団員投稿欄)
今年追分に行ったとも…。
「私は、ふと思い立った。多くの文人たちを惹き付けて止まなかった追分宿とは、一体何だったのか、実際にこの目で確かめてみようと思った。そして、7月30日、追分宿を訪ねた」
「少し立原の世界に近づけた」
続編があると期待されるエッセイの終わりに、武藤氏は記しています。
「真夏の陽ざしは厳しいけれど、空はあくまで秋のように高く澄み、すじ雲が綺麗にたなびいていた。日陰に立つと、吹き抜ける風は涼しく頬を撫で、道端には名も知らぬ美しい花が咲き、何処かでかっこうの鳴き声がした。この土地に立ち瞑目して想う、彼らも同じ風景を見、そして同じ風を感じていたのか、その世界に少しだけ近づけたような気がした。私の追分宿への夏の旅は終わった」
コーラスの集い後の打ち上げで、武藤氏は発言しました。
「今日は、辛うじて立原道造の世界に近づく演奏はできたが、来年7月10日のダンディーズの7回コンサートでは、さらに完成度を上げた演奏をやろう」
今年のコーラスの集いでダンディーズの団員は、武藤氏の立原道造に寄せる思いの深さに引き寄せられ、いくらかでも風と語る事に心を砕いて演奏いたしました。
でも川の上に 風は ながれとすれずれに
ひとつの語らひをくりかへす 立原道造
■『練習3回・合宿でステージ!』 入団からわずか約3週間での定例練習、合宿、コーラスの集い、打ち上げ会等諸々に亘りご指導助言、ご配慮等を皆さんから頂き大変恐縮、かつ有り難く思います。合唱経験のない小生、いきなり合唱組曲の全体練習に加わりパートの練習では最初からどうして良いのかも分からず仕舞いでしたが、酒井さん、倉島さん、横山さんからの指導、助言を頂きお陰様で何とか恐々と声を出すことができました。入団間もないにも拘らず合宿に参加させて頂き長時間の練習等で皆さんの歌好きが如何に本物であるかが身に沁みて分かりました。武藤先生の熱心で厳しくも温かみのある指導に感心、敬服いたしました。
それに中村先生の見事なピアノ伴奏ですから適当な気持ちで練習に参加する気持にはなれません。定例練習や合宿に参加して得た事は入団当初は一年程度練習すれば皆さんにつていけるのではと思っていましたがべテラン諸兄の練習に
対する熱心な姿勢にとてもそのような生易しいものではない事を実感しました。
しかし焦らずに小生なりに楽しみながら練習に参加し皆さんについていけるようそれなりの努力をしたく思います。今後ともご指導、助言等頂きたくどうぞよろしくお願いいたします。
ダンディーズは小生にとって退職後の楽しみな集いである事を願っている次第です。
コーラスの集いに参加して
入団後約3週間、まったく合唱経験のない小生でしたが自身が信じられない壇上での合唱参加に今更ながらこれで良かったのかどうか考えてしまいます。定例練習出席3回のみですが合宿に参加したお・ue="FONT-SIZE:
10.5pt">タイルとなりました。いよいよ本番の壇上に立つと倉島さんと酒井さんの間に位置したのが功を奏し不安は薄らいでいきました。武藤さんの指揮で歌い始めると不思議と倉島さん、酒井さんの声がよく聞こえましたが小生はどうだったのか実は良く分からず仕舞いです。このような小生の本番参加でべテラン諸兄の皆様には真に申し訳なく恐縮しています。しかし今では壇上で皆さんとご一緒できた事は合唱への静かなる心地良さ感じています。
ハイレベルの合唱を目指し研鑽を惜しまないダンw)ディーズの皆さんですが小生のような者を壇上に迎えて頂いた懐の深さに改めてダンディーズの居心地の良さを感じた次第でした。
打ち上げに参加して
和やかな雰囲気の打ち上げ会でした。皆さんの日頃の合唱組曲の練習成果がコーラスの集いで成し得たのですから一段落としての打ち上げでお互いに慰労できたものと思います。
打ち上げではまだお話したことが無い団員の方が多いにも拘らず、新入団員としての孤立感、違和感が余り感じられない集いでしたのでそう硬くならず楽しくご一緒させて頂く事が出来ました。
退職後一人で楽しめるものは幾つかありますが仲間と一緒に楽しめる趣味の会、サークル等はそうあるものではないと思っていました。しかしダンディーズはその楽しみを満たしてくれる集まりであるものと思います。
歌好きな方々の集まりという共通の楽しみにもよるでしょうがダンディーズの雰囲気が練習時以外は気楽に過ごせる集まりのようである事が気に入ってしまいました。飲食しながらそれぞれ好き勝手な談笑をしていても一たび、さあ歌いましょうとなると全員が一つになってハモル皆さんにダンディーズの心地良さを感じました。嬉しい事に打ち上げ終了間際で小生のリクエストした好きな歌を全員が一つになってハモル素晴らしさに早く皆さんと一緒にハモレル一員になりたく思った次第です。ダンディーズの皆さん打ち上げの一時、有難うございました。
■中学生の合唱活動に注目! ダンディーズがラスマエになったおかげで、南中学の演奏を聴くことができました。指揮と伴奏をなさった先生の音楽教育に傾ける情熱が感じられました。
東久留米市内の合唱に興味のある人にはすでにダンディーズの存在は知られているのかも知れませんが、まだ、一部の人にしか認識されていないかも知れません。中学校と我々とは背景は違いますが、あの先生にお会いして合唱活動について意見交換し、さらには、ダンディーズの出来のいい演奏のCDを2.3枚お渡し、何かの折に教え子にダンディーズの活動を紹介してもらうのもダンディーズの新規メンバーを得る一つの試みになるかと思います。
■演奏曲目
立原道造 作詞
伊藤幹翁 作曲
男声合唱組曲「風の歌った歌」より
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