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男声合唱団ダンディーズ
東久留米市市民文化祭・コーラスの集い 10月23日(日)

男声合唱団・ダンディーズは、「武蔵野の雨」、「旅立ちの日に」そして「Stand Alone」を演奏しました。
また、女声合唱団・コール・ヴェールとの合同演奏も行い、混声合唱曲農民のうたから「吹雪の夜の会話」を演奏しました。

演奏を終わってダンデイーズ団員から寄せられた感想のいくつかを下記に掲載いたします。


歌とコーラスが人々に勇気と感動を与える

ベース  酒井 健二 


 今年のコーラスの集いも10月23日(日)まろにえホールで開催し、無事終了いたしました。
今年は特別な思いがありました。東久留米市合唱連盟をここまで育ててくださいました元理事長の阿部美左夫先生が5月にお亡くなりになり、また3月には東日本大震災が発生し、歌など歌っている場合ではない状態でした。しかし、今年も元気よく、多くのコーラス団体が参加し、盛況のうちに開催できました。
 我がダンディーズのお酒の好きな仲間が集まったカルテット「ほろよいず」は指揮者武藤さんの編曲によるペギー葉山さんの「雲よ風よ空よ」と「コマーシャルソング メドレー」を歌い、会場を和ませました。
 ダンディーズは合唱組曲『雨』より「武蔵野の雨」で男声合唱の魅力を歌うことができました。学生時代を思い出して「いちご白書をもう一度」を、また最近の歌として「Stand Alone」を武藤さんの編曲で男性らしく堂々と歌い上げました。ここにダンディーズありと思いました。最後にはコール・ヴェールさんとのコラボレーションで混声合唱「吹雪の夜の会話」を60名の大合唱で締めくくりました。コーラスの集いで2団体が一緒に歌うのは初めての試みでしたが、大変良かったと思います。
 今年のコーラスの集いは各団とも高齢者が多くなってきていましたが、よくまとまっていて、またハーモニーも今までより良くなってきていると思いました。
 歌とコーラスが皆様に勇気と感動を与えるのだとつくづく感じました。今後ますますコーラスの発展にがんばりましょう。

ソロを歌わせていただきました

バリトン 中山悦夫 


  「コーラスの集い」では、皆様のご厚意で数小節のソロを担当させていただきました。ありがとうございました。慣れないことで団員の皆様にご心配をおかけいたしました。今回、私なりには工夫してみたのですが中々うまくいかず、当日まで武藤先生のご指導を頂きました。皆様の叱咤激励に感謝申し上げます。
 大ホールでも客席に届く声をと考え、結果的にはクラシックの発声で歌いましたが、コーラスでのソロの難しさを痛感した次第です。
 さて、秋も深まりカレンダーも残すところあと2枚となりました。朝晩、愛犬の散歩で通る落合川付近では、紫式部やピラカンサスの実の一段と色ずきを感じさせる頃となり、都営住宅の庭に植えられている数本の皇帝ダーリアの蕾も膨らみを見せています。収穫の秋から冬支度の秋への季節の変化の時です。
 私ごとですが、この4月からは毎日が自由の身になり、ダンディーズの練習が楽しみになりました。人間、毎日日曜日でストレスが無くなると飲みすぎ食べすぎで体重増加で堕落するみたいです。ダンディーズの練習で健康の維持を心がけたいと思っています。このごろは自宅で譜面を見て復習するのを日課にしています。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

秋の文化祭が終わって、次に挑戦

セカンド 望月 冲 


 東久留米市民文化祭『コーラスの集い』は、10月23日(日)まろにえホールにて開催され、14団体参加のもと盛会裏に終了しました。ダンディーズも3曲、女声合唱団と合同で1曲計四曲を歌い、日頃の練習の成果を披露することができました。
今年は、6月に西武沿線男声合唱団交歓演奏会、7月に第七回演奏会、9月に東部地域センターまつり、10月に“コーラスの集い”と、順調に公式行事を熟(こな)し、あとは11月13日の女声合唱団演奏会賛助出演を残すのみとなりました。数名の新入団員をむかえ、質量ともにますます充実を実感させる年だったと思います。
そして今、新たな活動が始まりました。新曲のメインはシューベルトの『美しき水車小屋の娘』(佐渡孝彦編曲)です。シューベルトの男声合唱曲は、2004年の第四回演奏会でも取り上げられましたが、当時かなり苦戦し、一部『未完成』の状況だったと思われます(自分自身の反省も含め)。今回はドイツ語の歌詞(特に発音)を十ニ分に練習して、このドイツリートの名曲、『若者が次第に変化してゆく青春の歌』(佐渡孝彦注釈)に、気持ちも若く、団員みなで挑戦して行こうではありませんか!


ダンデイーズに復帰しての直ぐの大舞台

トップテナー 藤森正文 


 ダンデイーズに復帰して3ケ月、未だ練習についていくのに汲々として私に早くも2回目のステージがやって来た。市内の14ものコーラスグループが競演する市民文化祭、“コーラスの集い”の大舞台である。
今回の演目の目玉は「Stand Alone」で、指揮者から“大震災の復興と、日本再生を目指して凛として起たん”という想いを込めて歌うように求められた。このように明確なメッセージを持って取り組むのは初めてで、かなりのプレッシャーであった。
元もと嗄れ声の私は、ダンデイーズのハーモニーを損ねているのでは?の懸念がある。更に“飛び出さない”“下がらない”“しゃくらない”といったタブーを犯さないかという不安もあり、本番直前はドキドキであった。
本番を振り返ると、この明快なメッセージ性が練習時には無い集中力を生んだと思う。まづ、中山さんのソロが客席をグッと引き寄せたように感じた。武藤さんの絶妙なタクトと中村さんの流暢なピアノに導かれて気持ちが前へ、前へと向かって行く。そしてクライマックスがやって来た。
決然として入る [♪ 私は信じる]、
力強く堂々と [♪ 凛として旅立つ], 
想いを爆けさせ [♪ 一朶の雲を目指し]
・・・・てごたえはあった。余韻に浸る間もなくコール・ヴェールとの共演に臨んだが、かなり好い印象を残すことが出来たと思う。
終演後、看板の撤去作業をしていた私の耳に飛び込んできた女性達の会話である。「上手いところ(グループ)があるのよネ。特に最後の二つは・・・・・」 今夜の酒は旨いぞ!と思ったものである。 


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