■ 「忘れまいその日コンサート」を終えて思うこと
「忘れまいその日コンサート」のステージに登壇しようとして、ちょっと吃驚したのは、3段の山台がステージの後の壁にぴったりと寄せられていたことです。色々なグループがステージに登場するわけで、他に方法が無かったとは思いますが、われわれには、好ましくない山台のアレンジであったと思います。しかも私は、三段目の最後列で歌ったので、ステージの最奥にピッタリと押し込められたような感じで、われわれの歌が客席まで音が伸びていなかったのではないかと危惧しています。そんな分けで、歌の内容については、特に失敗もありませんでしたが、全体的な成果については、未だ演奏の録音を聴いていないので何とも云えません。自分なりに今回の演奏が、12月の定演の一つの足がかりにしたい期待していたので正直ちょっと物足らなさを感じています。
何はともあれ、来るべき定演には、「新生ダンデイーズ」の方向を鮮明に示したい気持ちでおりますが、多分団員の皆さんも同じ思いでおられるものと推察しています。永澤先生のご指導の効果として、ダンデイーズに新しい変化と成長があるとすれば、私自身期待していることは二つあります、第1に「歌唱力の向上」であり、第2に「新しい音づくり」です。
この二つについては、毎回の練習の際、何らかの形で先生からご指摘とご指導を受けています。問題は、先生からのアドバイスが身につくかどうかです。「歌唱力」については、比較的理解し易く、先生のアドバイスは取り込みやすいので、何とか忘れないように反芻努力しています。兎に角、歌は詩の朗読と同じですので、ブツギリ無表情にしないで、4小節、8小節の区切りの中でいろいろと変化をつけて歌うことが非常に大事であるとことがよく分かりました。
後は繰り返し実践することです。「音づくり」の方は、発声に通じるわけで、スポーツと同じで要領を会得するのは、なかなか難しいところではありますが、先生がしばしばハモラないとおっしゃる時の歌い方にならないよう常時意識はしています。ただ、譜読みに追いかけられたりすると、つい忘れてしまうこともしばしばです。まずは歌いこんで、出来るだけ楽譜を離れることが最良の解決策であると痛感しています。
今や、定演まで僅か3ケ月しか残されていませんが、私自身は勿論、団員の皆さんにもそれなりに努力していただいて、立派に出来上がった定演のチラシを少しでも実証するような演奏会にしたいものです。
|