■ダンディーズにおける1年間
入団させていただいてから早くも1年間が経ちました。
1年前の当時、家族から、何か「文化的」なことをやるようにとの厳命が出ておりまして、さて何をしたものかと探しました。偶然、「コーラスの集い」というポスターを見つけて演奏会にゆき、最後の1つ前「ダンディーズ」に照準を絞りました。私が合唱をできるできないの問題ではなく、やらねばならぬという事情がありました。
翌日、石川代表に緊張状態で入団をお願いしました。「どうぞ」ということで、東部地域センターの練習場に入り、名乗りましたら、雨宮事務局長が、「その声でしたらバリトンですね。ここにお座り下さい。」とすぐ席に座らされ、さらに武藤先生から声の質をチェックされ、やはりバリトンに決まりました。名前だけで声質が分るのか!すごいものだと感心しました。桜井さんから「水のいのち」と日本民謡3曲の楽譜をいただき、私のダンディーズにおける「活動」が始まりました。
私は合唱経験豊富な多くの団員の方々とは違い、クラシックなら少しは知っておりましたが、合唱関係のジャンルは初めてで、これまで全く知らない音楽が存在していたことには大変驚きました。まず、しょっぱなが「水のいのち」、この歌は上記の「コーラスの集い」においてダンディーズが歌ったのを聞いたのが初めてで、高田三郎先生の名前も全く知りませんでした。
間もなくの4月には「西武沿線男声合唱4団体合同演奏会」が開催予定とのことで、団は仕上げに向けての猛練習の最中で大変な時期に入団してしまいました。「水のいのち」は素晴らしい内容ですが難曲中の難曲、また民謡3曲は良く知られた曲でしたが、中国地方の子守歌以外の2曲のバリトン譜はまるで知らないのと同様でした。武藤先生による全体練習に加えて、尾上パートリーダーご指導の下での徹底的な練習により、スレスレで演奏会にこぎつけることができました。
最初の演奏会後は、新指導者としてお招きした永澤麻衣子先生による「新生ダンディーズ」が始まりました。永澤先生のご指導は新鮮で独特で明るく楽しいと形容詞がいくつでも付く程素晴らしく、ダンディーズの雰囲気がガラッと変わったように感じました。
その後は、永澤先生の活発なご指導の下で、東部地域祭り、市民文化祭オープニング、コーラスの集いと短期間で3回の演奏会に出演することができました。「ごかばし合宿」も初めて経験できました。
これまで、勝ち負けのあることばかりしてきた私にとって、この1年間は全く異次元での生活といっても過言ではない貴重なものとなりました。
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